沖縄と原発

“核のごみ” 原発の矛盾が集中 最終処分先探しの説明会、県内では2回目

2021年3月11日 08:55有料

[沖縄と原発](5)最終処分説明会

 一般の参加者が14人止まりなのに対し、説明担当者は11人いた。「国会の下に穴を掘って埋めたらいい。沖縄はもう基地を押し付けられて困っている」。厳しい質問が飛ぶが、一つ一つ丁寧に答えていく。

 資源エネルギー庁と原子力発電環境整備機構(NUMO)が昨年末、那覇市で開いた説明会は質疑応答だけで1時間以上続いた。両者は原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分先を探している。

 「理解を深めてもらうのが目的で、処分場受け入れを求めるものではない」という説明会は、県内では2回目。福島県以外の全国を回っている。エネ庁の担当者は取材に、「福島には原発事故でご負担を掛けている。処理に集中していただく」と説明した。

 「では、原発の電力を使わない沖縄県民に、原発のごみの処分方法を考える必要はありますか」と尋ねた。担当者は「火力発電でもごみは出る。一緒に考えてほしいです」と言った。

 しかし原発のごみは、人体や環境への影響が火力発電のごみとは根本的に異なる。...

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