県議会(赤嶺昇議長)は10日の本会議で、県の前政策参与、てるまさグループ前代表の照屋義実氏(73)を副知事とする人事案に賛成多数で同意した。賛成24、反対23だった。11日の辞令交付式を経て正式に就任する。

照屋義実氏

 8日付で退任した富川盛武氏の後任として、総務や商工労働、文化観光スポーツの各部などを担当する予定。新型コロナで落ち込んだ県経済の回復に注力する。

 採決は野党が無記名投票、与党は記名投票を求める異例の展開となり、投票で記名となった。

 採決に先立つ討論で、島尻忠明氏(沖縄・自民)は「富川氏は沖縄振興計画策定の総責任者で、国との本格的な調整は今から。照屋氏はこれまで振興計画に関与しておらず、到底同意できない」と訴えた。

 國仲昌二氏(てぃーだネット)は「照屋氏は企業経営の経験を生かし、コロナ禍の県経済回復など振興発展に寄与できる最適任者だ」と主張した。

 照屋 義実氏(てるや・よしみ)1947年、与那原町生まれ。福島大経済学部卒。74年照正組入社、91年代表取締役社長。県建設業協会、県商工会連合会の両会長を歴任し、故翁長雄志知事時代の2015年から県政策参与を務めた。