【解説】

 証言台に立った3人は、ともに恐怖や被害を語った。だが、語る姿は全く違った。テレビ番組「ニュース女子」に名指しされた辛淑玉(シンスゴ)氏は涙で言葉に詰まりながら。司会だった長谷川幸洋氏は能弁に。制作会社の一色啓人氏は時に笑いながら。【ニュース女子プロデューサー、裁判でも事実に反する発言】

 この差は、個性だけによるものではない。社会における力の差、差別の構造が表れている。仮に同じ出来事が降りかかったとしても、少数派には差別の重さが加わり傷はより深くなる。

 ネット上で繰り返されてきた辛氏への攻撃は、地上波テレビがお墨付きを与えたことで一気に高まった。...