儒教の祖、孔子を祭る久米至聖廟(くめしせいびょう=孔子廟)のために、那覇市が公園の土地を無償提供するのは憲法の「政教分離の原則」に違反するとした最高裁判決を受け、那覇市は、孔子廟を所有する久米崇聖会に使用料として約3千万円を請求する予定であることが18日、分かった。

久米至聖廟


 同日の市議会定例会予算決算常任委員会で金城康也都市みらい部長が「最高裁判所の判決による期間と地方自治法に基づく期間を合わせた期間について請求する予定だ。手続きなど調整が整い次第請求していく」と明らかにした。
 最高裁判決を受けた市の対応を巡っては、城間幹子市長が9日の市議会定例会本会議で久米崇聖会に使用料を請求する方針を示していた。
 孔子廟は17世紀に琉球王府が建立。沖縄戦で焼失したが1975年に那覇市若狭で再建され、2013年に松山公園内へ移転した。沖縄に中国文化を伝えた「久米三十六姓」の子孫でつくる久米崇聖会が施設を建て管理している。市は公園の使用料を全額免除していた。