【八重山・宮古島】防衛省が電磁波を使う陸上自衛隊の電子戦専門部隊を南西諸島へ配備する想定が明らかになった18日、配備の可能性がある先島諸島の住民からは、抗議や不安の声が上がった。

陸上自衛隊与那国駐屯地=2019年6月18日、与那国町(小型無人機で撮影)

 「与那国島の明るい未来を願うイソバの会」の山口京子さん(62)は「軍備増強は認められない」と語気を強める。2016年に配備された陸自の沿岸監視隊の計画が持ち上がった当時も、レーダー施設と集落の距離が近いため、人体への影響が問題になった。

 同様に電磁波を使う部隊の配備可能性に「小さな島でもあり、住民への影響はあると思う。(国の)圧力を感じる」と不安を募らせた。

 「基地があるから巻き込まれる。市民にはよく考えてほしい」。「石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会」の藤井幸子さん(73)は、石垣陸自配備への賛否を問う住民投票の実現を訴え、「受け入れたら電子戦部隊の配備にもつながる。一体化する米軍も入ってくる」と危惧する。

 「ミサイル基地いらない宮古島住民連絡会」の仲里成繁代表は、航空自衛隊の宮古島分屯基地から電磁波が出ていると説明。「専門部隊が来ると、さらに強力な影響が出る」と不安視した。