気が向いたときにふらっと立ち寄ると、見知った面々がいる。たわいもない話をするだけで、効率性や生産性を求められるムードは皆無-。今の世の中、そんなただ「いる」ことができる場は少ない。ままならない世相に疲れているからか、本書を読んでいるとなんだかホッとする。  舞台はごく普通の街の喫茶店。