農研機構九州沖縄農業研究センターは、県農業研究センター、岡山大学と連携し、県内で大麦栽培の実証事業に乗り出した。サトウキビや紅イモとの二毛作体制を構築することで、農家の所得を2割ほど向上させたい考えだ。大麦を原料とした商品として、クラフトビールに着目。県内の醸造所が使用する大麦は欧州産が主流だが、県産大麦を使用したクラフトビールの製造を目指している。関係者は県産大麦の使用が、付加価値になると期待。17日に八重瀬町の畑で、大麦の収穫作業を見守った。(政経部・又吉朝香)

 国の事業の一環で、実施期間は2019~23年度の5年間。農家に作業委託し、大麦の種子や収穫に必要な機械を提供する。県内ではサトウキビや紅イモの生産が盛んだが、同じ畑で同じ作物を育て続けると収量が減る傾向がある。そのため、二毛作できる生産基盤を整えることで、農家の所得向上につなげる。

 事業に伴い、県内で3農家が大麦栽培に取り組んでいる。...