那覇市泊に住む浦崎康夫さん(79)の健康の秘策は20年間、毎日自宅から5キロ程度ウオーキングすること。途中立ち寄る新都心公園内では鉄棒で「懸垂」を欠かさない。昨年4月には過去最高記録の1456回を達成した“すご腕”の持ち主だ。

鉄棒で懸垂にいそしむ浦崎康夫さん=那覇市の新都心公園

 新都心公園では決まって午後1時から3時の約2時間、みっちり懸垂で汗を流す。2時間の平均回数は実に千回前後。1分当たり8~9回をこなす計算となる。当初は鉄棒にぶら下がった状態で肘を曲げたまま上下を繰り返す「マッスルアップ」が中心だったが、熱中するあまり肘に負担がかかったため、今では普通の懸垂を行っているそう。

 若い頃から器械体操は得意だったが、公園でたまたま鉄棒にぶら下がった時に懸垂に挑戦。次第に記録を伸ばすことに快感を覚えたという。ウオーキングに携行する手帳には、びっしりと懸垂の回数が記録されている。

 ここまで習慣化する以前に「脊柱管狭窄(きょうさく)症」という背骨の神経を傷める病気になった。その際、ウオーキングと懸垂を並行して行う事で自然に治った経験があり、これらの運動が体に良いことを実感しているという。

 懸垂のメリットについて浦崎さんは「上半身(腹筋・背筋)が鍛えられ、背筋が伸びることで姿勢が良くなる。この年になるまで肩こりとは無縁で、大病を患ったこともないよ」と胸を張る。

 「これから鉄棒で体を鍛えたいと思う方に、いきなり懸垂はお勧めしない。最初のうちは10秒くらいぶら下がることから始めてみて。次第に懸垂に挑戦していけば、楽しみが増してくるでしょう」と浦崎さん。アドバイスを終えると、引き続きウオーキングをするため、軽やかに公園を後にした。(仲栄真宏通信員)