いまだ帰れない土地があるだけではない。何人もの住民が「もし廃炉作業でまた事故が起きたら」と心配するのを聞いた。東京電力福島第1原発の周辺には「緊急時の避難路」を示す看板が立つ。「緊急時」が想定されている▼10年前の事故で溶け落ちた核燃料と向き合う危険な作業が続く。暴走を、注水で何とか防いでいる。