宮古島北部の島尻地区に伝わる祭祀(さいし)パーントゥの取材はいつも泥まみれだった。つる草をまとい仮面を着けた来訪神が通行人や家屋に泥を塗り、災いを払う

▼生まれたばかりのわが子に泥を塗られて喜ぶ親の姿を目にし、地元に根差した伝統の重みを感じた。2018年には国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産にも登録され、世界的にも貴重な文化財として注目を集める

▼航空自衛隊宮古島分屯基地がパーントゥをモチーフにした公式キャラクターを使用し、地域の人々が反発している。行事を継承する島尻地区の住民は「地元自治会の許可を得るのが筋ではないか」と憤る

▼文化財のキャラクター化について文化庁は...