具志川商業が1回戦で勝利した22日、甲子園に流れた校歌は喜舎場正太監督の妻奈美子さんがリーダーを務めるバンド「ALOHAISAI(アロハイサイ)」が録音した音源が使用された。共に具商の同級生で甲子園を夢見た2人が、16年の月日を経て聖地で夢をかなえた。

甲子園での具商校歌を録音した喜舎場奈美子さん(中央)とALOHAISAIのメンバー(提供)

 同校野球部のエースだった喜舎場監督は同級生でバレー部の奈美子さんと1年の時に交際を始め、卒業後に結婚した。現役時代は甲子園に出られなかったが、監督としてセンバツ出場を実現。大会事務局から校歌の録音提出を求められた際、妻のバンドへの依頼を思いついた。

 ハワイと沖縄の音楽を融合させた楽曲を歌うアロハイサイでボーカルの奈美子さんが、男性パートと校歌を録音。22日の初戦勝利では「具商の生徒より校歌を覚えている」という3歳、5歳の子どもと一緒に甲子園で校歌を歌い、涙を流したという。

 喜舎場監督は「家族で甲子園デビューできた。妻と子は、2回戦は沖縄でテレビ観戦だが、校歌を再び歌えるよう選手と共に頑張りたい」と必勝を誓った。(新崎哲史)