玉城デニー知事は26日の記者会見で、性の多様性尊重宣言「美ら島 にじいろ宣言」を発表した。多様な性のありようを人権として尊重して偏見・差別や暴力を許さず、誰もが自分らしく幸せに生きられる沖縄を目指す。県によると、都道府県レベルで同様の宣言は全国初とみられる。県は新たに、性の多様性を巡る悩みを受け付ける当事者や家族ら向けの窓口「にじいろ相談」も設置する。

県性の多様性尊重宣言(美ら島にじいろ宣言)

性の多様性に関する県の相談窓口

県性の多様性尊重宣言(美ら島にじいろ宣言) 性の多様性に関する県の相談窓口

 宣言は(1)自分の性と全ての人の性のありようを尊重する(2)性に関する多様な声に耳を傾ける(3)多様な性を理由とする困難を解消するため取り組む-ことを掲げた。多様な性に関する無関心や無理解で偏見・差別にさらされ、時に命を失う事例があることも触れた。

 玉城知事は「少しずつ理解が広がり、多様な生き方を認め合う考え方が受け入れられつつある」とし、差別・偏見のない沖縄社会構築への決意を示した。

 県は昨年、有識者委員会で宣言内容を検討。宣言案のパブリックコメントも実施し、戸籍上同じ性別のカップルを結婚と同等の関係と認める「パートナーシップ制度」導入を宣言に盛り込むべきだとの意見や、性同一性障がいに関する言及の在り方など75件の意見が寄せられたという。

 県の「にじいろ相談」は4月10日からで、毎週土曜の午前10時~午後5時。性に悩む当事者だけでなく家族や周囲も相談できる。電話は098(880)8434。