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沖縄で88人中22人がコロナ変異株 新たに確認 うち21人は「E484K」

2021年3月28日 16:34

 沖縄県は28日午後、国立感染症研究所に詳細な鑑定を依頼していた県内の新型コロナウイルス陽性者88人の検体中、22人の検体で変異株が検出されたと発表した。うち21人に「E484K」と呼ばれ、免疫やワクチンの効果を低下させる可能性が指摘される変異を確認した。1人は変異の詳細を調査中という。

(資料写真)沖縄県内

 88人の検体は1月~2月にかけて新型コロナウイルス陽性になった分で、県衛生環境研究所が国立感染症研究所に送付していた。県の糸数公保健衛生統括監は「県内でまんべんなく確認されている」と述べた。

 今回、E484Kの変異を確認した21人のウイルスに、より感染力が強まる恐れが指摘される「N501Y」と呼ばれる変異は検出されなかったという。糸数統括監は「 E484Kに感染しやすくなるというデータはなく、ワクチンなどが効きにくくなる可能性がある変異という。県内で広がっている可能性はあるが、直接、(現在の)感染拡大に影響したかは分からない」との認識を示した。今後、県内でどの程度E484Kが広がっているか「注視したい」と述べた。

 県内ではこれまでに、より感染力が強まる恐れが指摘されるN501Yの変異が3人(「英国型」1人、判定不能1人、詳細中1人)、N501Yの変異を持たないE484Kの変異が6人に確認されている。

 厚生労働省は「英国型」「南アフリカ型」「ブラジル型」に共通するN501Yの変異を監視対象とし、都道府県に報告を求めている。N501Yを持たないE484Kの変異は、現時点で報告を求めていない。

 E484Kの変異に関しては十分分かっていないことが多く、世界保健機関(WHO)は「英国型」などより警戒度の低い「注目すべき変異株」との評価にとどめている。

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