沖縄の米軍普天間飛行場東側のフェンス沿いで、宜野湾市佐真下地区と国道330号の上原地区をつなぐ市道宜野湾11号(約3500メートル)が28日、全線開通した。

市道宜野湾11号の開通式でテープカットする松川正則宜野湾市長(前列左から3人目)ら関係者=28日、宜野湾市赤道

市道宜野湾11号

市道宜野湾11号の開通式でテープカットする松川正則宜野湾市長(前列左から3人目)ら関係者=28日、宜野湾市赤道 市道宜野湾11号

 同飛行場の建設で消滅した宜野湾街道(並松(なんまち)街道)の代替道路として、同市東側の道路交通網の充実を図ろうと1979年に事業着手したが、軍用地だった一部区間の返還・用地取得に時間を要し、完成までに42年がかかった。

 通常は地権者のうち8割の合意が得られれば事業化できるが、革新市政下に国から100%の合意を取り付けるよう求められ、事業が停滞した時期もあった。

 市道の両端は一部開通済みだったが、中央部分の約2キロの整備がこのほど完了した。全面開通により、国道330号の渋滞緩和も期待されている。

 総事業費は約32億円。防衛省補助を活用した。

 同市赤道であった開通式典で、松川正則市長は「感無量である。政府関係者、米軍関係者そして地権者の皆さまに心より感謝申し上げる。市民の皆さまに安全に、快適な道路として利用していただきたい」とあいさつした。

 中山泰秀防衛副大臣や岡下昌平内閣府大臣政務官が出席し祝辞を述べた。菅義偉首相はビデオメッセージで祝辞を寄せた。