沖縄県浦添市の市障がい福祉関連複合施設「ピアラルうらそえ」が1日、同市牧港に開所した。発達が気になる子どもを支援する教室や、幼少期から成人期も相談できる支援センターなどがある。同市によると、障がいのある子やない子も含めて福祉と医療両面から一貫支援する施設は県内で初めて。浦添市民が利用できる。

ピアラルうらそえの開所を祝う松本哲治浦添市長(中央)ら=1日、同市牧港

 施設は4階建て。障がいがある子どもを支援する児童発達支援センターや子どもも大人も相談できる障がい者(児)基幹相談支援センター、発達が気になるなど子育てに不安がある親子が通う発達教室があり、6月には発達相談クリニックも開設される予定だ。駐車場は約30台。「へいあん・浦添市社会福祉協議会共同企業体」が指定管理者。

 事業費は計約10億円で、そのうち約6億7千万円は防衛省の補助金を受けた。

 同日の開所式では松本哲治市長が「心待ちにしていた施設。子ども、親が安心できる施設にしよう」とあいさつ。へいあんの平安明理事長は「子どもの育ちを見守りながら私たちも成長していけたら」と話し、同市社協の久貝宮一会長は「障がいのあるなしにかかわらず、子育てに悩む親が気軽に相談できる場を目指す」と抱負を語った。

 自閉症スペクトラムの仲西佑正ちゃん(5)を育てる有希さん(35)=同市=は「世の中、発達障がいなのか、グレーな子はたくさんいるはず。障がいを病院から認定される前から通える教室は良いと思う」と話した。