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沖縄で感染力が強まる可能性の変異株「N501Y」を検出 94人中5人

2021年4月2日 16:26

 沖縄県は2日、県内で3月中旬から下旬にかけて新型コロナウイルスに感染した本島在住の94人中5人から、感染力が強まるとされる「N501Y」と呼ばれる変異株を検出したと発表した。4月1日の県衛生環境研究所のスクリーニング検査で確認した。「英国型」など何型かを調べるため、国立感染症研究所にゲノム解析を依頼する。

(資料写真)沖縄県庁


 N501Y変異株が検出されたのは、新型コロナに感染した40代男性、50代男性、60代男性、60代女性、90代女性。このうち、40代男性のみ、県外の陽性者との接触が確認されたという。
 県の糸数公医療技監は「N501Y変異株は感染力が従来株に比べ1・4倍とされる。そこから感染の広がりが出ている可能性はある」と説明。「調査票を見直して、感染経路がはっきりしなかったり、海外・県外と接触があったりする場合は、市中感染が広がりつつあるという解釈もできる」との認識を示した。
 一方で、3月以降の県内の感染急拡大に変異株が影響したかについては「陽性者に占める割合は他地域と比べ多くはない。一部増加の原因になっている可能性はあるが、これで患者が増えたことの全ての説明にはならないのではないか」と述べた。
 県内では、これまでにN501Y変異株は3人(「英国型」2人、判定不能1人)に検出されており、計8人となった。県衛生環境研究所が2月8日以降に行ったN501Y変異株のスクリーニング検査は273件。
 N501Yに加え、効果やワクチンの効果を低下させる可能性がある「E484K」変異株や、詳細調査中の変異株を含めると、計36人に検出されている。

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