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コロナ変異株「沖縄で広がりが出ている可能性も」 感染力の強い「N501Y」新たに5人

2021年4月3日 05:00

 沖縄県内で3月中旬から下旬、新型コロナウイルスに感染した沖縄本島在住の40~90代の男女5人から、従来株より感染力の強い「N501Y」と呼ばれる変異株が検出された。県衛生環境研究所で1日、変異株スクリーニング検査をした94人の中で見つかった。県の糸数公医療技監は「感染経路が分からない人もおり、広がりが出ている可能性がある」との見方を示した。

(資料写真)マスク

県内感染者の居住別状況(4月2日)

(資料写真)マスク 県内感染者の居住別状況(4月2日)

 変異株の検出は40代と50代、60代の男性、60代と90代の女性。現時点で40代男性のみ県外感染者と接触があったと確認した。

 N501Yは英国型、南アフリカ型、ブラジル型に共通する変異だが、県内で型の特定ができない。県は国立感染症研究所(東京)にゲノム解析を依頼した。

 県内では、これまでにN501Y変異を3人(英国型2人、判定不能1人)から検出していて、累計は8人となった。県の衛研が2月8日に変異株検査を始めた後、実施した検査は計273件。

 糸数技監は「N501Yは感染力が従来株に比べ1・4倍高いとされる。5人の感染経路がはっきりしなかったり、海外・県外と接触がなかったりする場合は市中感染が広がりつつある可能性もある」と言及。一方、3月以降の感染急拡大への変異株の影響は「陽性者に占める割合は現時点で3%前後と高くない。患者が増えたことの一部の要因にはなっているが、全てではない」と述べた。

 県内の変異株検出は、N501Yに加えて、ワクチンの効果を低下させる可能性が指摘される「E484K」や詳細調査中を含めると計36人となった。

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