【宜野湾】宜野湾市普天間の普天満山神宮寺(金城良啓住職)は3日、寺院管理型の総合墓苑「補陀落(ポータラカ)」をオープンした。天候に左右されずに参拝可能な室内墓など多様なタイプの456基を備えた墓苑で、LGBTなど性的少数者が相手と一緒に納骨できるパートナー墓(樹木墓)を屋外に併設。性的少数者のほか親子、友人同士なども納骨可能で多様な要望に対応する。

パートナー墓(左側)を紹介する金城良啓住職=3日、宜野湾市普天間・普天満山神宮寺

 創建約560年の神宮寺(東寺真言宗)は2020年、性的少数者の参拝を歓迎するLGBTフレンドリー寺院を宣言した。第123代目の金城良啓住職は23年間、僧侶をする中で当事者が「家族に頼れない」など死去後の墓の管理を不安に思う悩みや問題などを聞いてきた。これまでは「公言しなくても来てくれると思っていたが、認識不足だった」と振り返り、当事者の不安を解消できればとの思いで宣言に至った。

 パートナー墓は45基完備。最大2人までで性的少数者のほか夫婦や親子、友人同士など制限は設けない。2人目の納骨後、13回忌までは墓で供養し、その後は境内にある永代供養塔で管理する。

 金城住職は「昔と違い、現代は少子化や核家族化などで墓の継承者不足などさまざまな問題がある。安心感を提供できる墓苑にしたい」と語った。