【豊見城】新型コロナウイルスの影響で、家で過ごす時間が長くなった市民に体を動かしてもらおうと、沖縄県豊見城市は、「とみぐすくオリジナルやーぐまい(家ごもり)体操」を動画で配信している。沖縄のお笑い集団FECオフィスの芸人5人が出演。「知っているようで知らなかった豊見城の歴史や文化も学べる」と利用を呼び掛けている。

豊見城市が動画を配信した「とみぐすくオリジナルやーぐまい体操」

山川仁市長(中央)と豊見城市のイニシャルTの文字を掲げる478COMPANYの與那覇仁社長(左)、FECオフィスの山城智二代表=5日、沖縄県豊見城市役所

豊見城市が動画を配信した「とみぐすくオリジナルやーぐまい体操」 山川仁市長(中央)と豊見城市のイニシャルTの文字を掲げる478COMPANYの與那覇仁社長(左)、FECオフィスの山城智二代表=5日、沖縄県豊見城市役所

 国の地方創生臨時交付金から事業費198万円で、市内の地域商社「478COMPANY(よなはカンパニー)」(與那覇仁代表)に委託。FECのパーラナイサーラナイの知念臣悟さん、大田享さん、ぎぼっくすさん、凸凹トラベリングの比嘉崚人(りょうと)さん、冨着海陸(ふちゃくかいり)さんの5人が出演し、町田千歩さんがナレーションを務めた。体操の指導は市内に住むフィットネスインストラクターの大田礼子さんが担当した。

 動画は、動かす体の部位ごとに、首回りの「文化編」、肩回りの「子育て・暮らし編」、腰回りの「観光編」、ひざ回りの「産業編」、足首回りの「歴史編」、「体操編」の6本。

 いずれも5分以内で、文化編では空手、子育て・暮らし編では子連れで楽しめる市内の公園や施設、産業編では特産のトマトなどを紹介し、残り1分で体操を楽しむ構成になっている。

 歴史編では、豊見城(とみしろ)高校、豊見城(とみぐすく)中学校、保栄茂(びん)の読み方をクイズ形式で説明。豊見城高校は1965年の設立時、「とみぐすくでは県外の人が読めない」という地域住民の意見を参考に「とみしろ」と読むようになったと取り上げている。

 478COMPANYの與那覇仁社長、FECオフィスの山城智二代表が5日、豊見城市役所を訪れ、山川仁市長に配信開始を報告した。與那覇社長は「ほとんど台本なしだったが、知識があるからこそアドリブが生きていた。さすがプロと思った」と仕上がり具合を評価。山城代表も「みんなで楽しみながらいいものができた」と話した。

 山川市長は「豊見城の魅力を大いに届けてくれる動画になった。しばらくはウイズコロナの生活が続く。貴重な動画で、高齢者も利用しやすいよう、行政として取り組みたい」と感想を語った。

 市では市役所1、2階のロビーなどで動画を放映するほか、誰でも気軽に見られるようユーチューブでも配信する。市内の自治会にはDVDを配付する予定もあるという。

 市役所のホームページは、https://www.city.tomigusuku.lg.jp/municipal_government/47/185/15438