[うるまの争点 2021市長選](下)

 キャンプ・コートニーやホワイトビーチなど、7施設の米軍基地を抱えるうるま市。合わせると市内総面積の約7%を占める。2016年4月には元海兵隊員で米軍属の男による女性暴行殺人事件が発生。合併前にも旧石川市の宮森小、旧具志川村の川崎小への米軍機墜落事故など、市民の命が奪われる事件がたびたび起こっている。

 市内の広域が嘉手納飛行場を往来する米軍機の飛行ルート下にあり、騒音被害も多い。

 県と市が実施する市内5カ所の航空機騒音測定では、1日当たりの騒音発生回数が83回(19年度)。17年度の110・3回をピークに、その後はやや減少傾向だが、市は美原・昆布地域では1日当たりの騒音回数が依然多く、環境基準値を上回っていることから「騒音被害は軽減されていない」としている。

 津堅島訓練場水域でのパラシュート降下訓練について市や県は、定期船や漁船の航行があり安全性に問題があるとして、訓練中止を求めてきた。一方、同訓練は増加傾向で、昨年は過去最多11回を確認。今年もすでに5度と、最多を更新するペースだ。

 うるま市の基地被害については、中村正人氏、照屋寛之氏の両氏がパラシュート降下訓練に反対。日米地位協定の抜本的な改定を求める点も一致している。...