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「3つの音楽を一緒に」コロナ収束を願い奉納 那覇市の波上宮で人間国宝の大倉さんら

2021年4月7日 18:03

 能楽小鼓方「人間国宝」の大倉源次郎さん(63)、琉球舞踊家の宮城茂雄さん(39)、フルート奏者の渡久地圭さん(45)が7日、新型コロナウイルスの感染収束を祈願し、那覇市の波上宮に音楽と琉舞を奉納した。

疫病退散を祈願し「かぎやで風」を奉納する宮城茂雄さん(右)と仲村渠達也さん(中央)=7日午前、那覇市・波上宮(金城健太撮影)

 能楽の「田村」(謡・坂井音雅さん、鼓・大倉さん)で幕開け。力強い謡と鼓の響きで座を清め、邪気をはらう。続く宮城さんの厳かな「かぎやで風」(歌三線・仲村渠達也さん)としっとりした歌三線の調べで世果報を願うと、渡久地さんの奏でるドビュッシーの「シランクス」の旋律が場内に響き渡り、参拝客らの心を癒やした。

 6年前に那覇市の識名園であった3人の共演を縁に呼び掛けた大倉さんは「3つの音楽を一緒に演奏できることは平和の象徴」とし「沖縄でやることに意味がある。疫病を乗り越えてきた先人に思いをはせ、みんなで平和な日常を取り戻したい」と話した。

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