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辺野古抗議の拠点、捜索は不当弾圧 仲村清司さん(作家・沖大客員教授)

2016年11月30日 08:38

 翁長雄志知事は「苦渋の選択」という言葉で高江のヘリパッド建設を容認し、その翌日、辺野古で抗議する市民らの拠点を県警が一斉に捜索した。連動する二つの出来事は、仲井真弘多前知事のように「翁長知事も国の意向に沿う人物になりつつある」という印象を与えるのに十分だ。政権は虎視眈々(たんたん)とこのタイミングを狙っていたのだろう。

仲村清司さん

 沖縄が一枚岩になれば困るのが政権だ。翁長県政の誕生以降、県も民衆も連携し、国の強硬姿勢にあらがってきた。これが政権にプレッシャーを与えていた。

 さらに、高江での機動隊員による「土人」発言や工事による自然破壊が明らかになる中で、沖縄の声を県内外に訴えてきた。知事の高江容認が、沖縄の民意を覆い隠してしまうのではないかと危惧している。

 今回の家宅捜索や4人の逮捕は不当弾圧だ。沖縄が一歩引けば、政権は高い支持率を背景に二歩も三歩も攻め込む。政権に主導権を握らせてはいけない。

 辺野古、高江、普天間は一本軸だ。どちらかを反対、容認はあり得ない。民衆はもう一度、県政との距離を冷静に見ながら、その一本の軸で闘っている民意を強く訴えなければならない。(談)

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