▽朝井まかて著「雲上雲下」  はるか昔より奥深い山中に根を張る一株の草は、子狐(こぎつね)にせがまれ、昔話を語り聞かせる。しゃべる地蔵、竜宮の乙姫、お経を読む猫…。やがて山姥(やまんば)が聞き手に加わり、草や子狐を巻き込む神々の物語が展開する。昔話をよみがえらせた現代の説話。