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変異株が懸念される沖縄 検査態勢に限界、国の目標水準に届かず 識者「OISTへ分析依頼も」

2021年4月10日 09:20有料

 沖縄県内で新型コロナウイルス変異株の感染が広がっている。米国型の変異株が検疫以外で国内で初確認され、感染力が強いとされるN501Y変異が検出される割合も急上昇している。一方で県内では、陽性者に対する変異株スクリーニング検査の割合が国の目標水準に届いていない。全国で変異株拡大が深刻化する中で、備えは十分なのか。識者は「対策が遅い」と指摘する。

 今回見つかった米国型変異株は従来より感染力が20%程度強まるなどの恐れがあり、世界保健機関(WHO)は英国型などのN501Y変異に次ぐ「注目すべき変異株」と分類する。

 ウイルスのタンパク質の452番目のアミノ酸がL(ロイシン)からR(アルギニン)に変わるなどの変異を起こす。米カリフォルニア州を中心に米国で検出されているが、米国以外の拡大は目立っていない。日本国内では米国やメキシコからの入国者検疫で16例が見つかっている。

 沖縄に限らず、都道府県レベルの変異株検査の態勢には限界がある。...

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