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「病床が足りない」沖縄の占有率90%以上 医療現場の悲鳴

2021年4月10日 12:55

 県内で新型コロナウイルスの新規感染者が3日連続で100人を超え、感染拡大に歯止めがかからない。治療に当たる医療関係者からは「感染者数が急速に増加し、本当に治療が必要な人への対応が遅れている」と危機感を募らせる。9日時点のコロナ病床占有率は91・2%、非コロナ病床占有率も本島94・2%と高止まりを続けている。

(イメージ)病院

 本島南部の急性期病院の関係者は「コロナ病床を増やしても、すぐ埋まってしまう。コロナ病床、非コロナ病床ともキャパオーバーだ」と悲鳴を上げる。

 通常は入院患者7人に対し看護師1人の配置だが、コロナ病床は4人に1人ほどが必要。県は最大限の病床確保を求めるが「ベッドは何とか確保できても看護師が足りない」と嘆く。

 県立中部病院の横山周平医師は「入院や受診が必要と判断されるのが、夕方過ぎになるのが日常となっている。感染判明から医療を受けられるまでの時間が長くなっており、このままでは手遅れとなる人が増える」と話す。

 県内で重症者や死亡者を出さないため「高齢者や重症化リスクを持つ人だけでなく、県民全体で感染者を減らすよう、基本的な感染対策を続けていくことだ」と改めて強調した。

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