[漂流 普天間返還 4・12 合意25年](下)

 「市民を守るはずの米軍が危害を加える。一体何のための駐留か」

 1995年の米兵暴行事件後、米上院本会議で声を荒らげて批判した議員がいた。バイデン氏だ。

 翌96年。沖縄が米軍基地の整理縮小を求めたのを受け、日米両政府は同年4月、米軍普天間飛行場の全面返還に合意。米政府はバイデン氏ら米議員に、返還の目的を「普天間の危険性の除去と沖縄の負担軽減」と説明した。

 しかし当初の目的は、日米両政府が県内移設を条件としたことで変節する。...