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「また時短か」「歩く人が全然少ない」耐える店 諦めや怒りも まん延防止の初日の沖縄

2021年4月13日 07:23

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ「まん延防止等重点措置」の適用が12日から沖縄県内で始まった。過料の罰則を伴う同措置の対象は宮古島市石垣市を除く本島内9市。飲食店などへの午後8時までの営業時間短縮要請は全県に拡大され、感染防止対策を強化する県の認証制度周知のための巡回もスタート。罰則を無視するわけにもいかず、店主らは「仕方ない」と早めの店じまいをしていた。

午後8時までの営業時間の短縮を知らせる飲食店内の張り紙=那覇市松山

 県内随一の歓楽街にある那覇市松山1丁目の酒処「色珠(いろみ)」は措置に従い、午後8時までの営業を決めた。売り上げがさらに落ちる恐れがある。それでも応じたのは「みんなでやるとなれば協力するしかない」と代表の小菅直人さん(39)。「新型コロナとの闘いはもう1年以上。『また時短か』という感じはするが、耐えるしかない」と話した。

 午後7時すぎ、沖縄市の一番街。居酒屋の女性スタッフ(20)は通りを見渡し、「歩く人が全然少ない」と苦笑い。夫婦で来店した70代の男性は「店も8時に閉まるし、帰るしかないさあね」と諦め顔だ。

 別の居酒屋の50代の男性オーナーは、時短営業は仕方ないとするが、酒類提供が閉店1時間前であることに納得がいかない。「限られた時間で売り上げを出すため、閉店ぎりぎりまで酒類提供を認めるべきだ。飲食店の厳しさを行政は分かっていない」と怒りが収まらない。

 「当面の間、夜の営業は休みます」。名護市の社交街「みどり街」の飲食店の店頭にはこのような張り紙が目立った。

 スナックの閉店作業をしていた40代の男性従業員は、行政の要請だから仕方ないとしつつ、「大型連休前の書き入れ時で正直、痛い。補助金がいくら入るか分からないが、少しでも足しになれば」と力なく話した。

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