沖縄県北谷町で米海軍兵の男が元交際相手の日本人女性を殺害し、自殺した事件から13日で2年になるのを前に、被害女性を追悼する集いが11日、北谷町のアラハビーチであった。県内の有志12人が集まり「私たちは沈黙しない」「女性が安心して暮らせる沖縄へ」などと手書きしたメッセージシートを掲げた。

思い思いのメッセージシートと花を手に、米兵に殺害された女性を追悼する参加者たち=11日、北谷町・アラハビーチ

 事件後に豊見城市の写真家、石川真生さん(67)らが中心となって発足した「チームあかばなー」が昨年に続いて企画。県内で米軍関係者による女性への性暴力や人権侵害が繰り返されている状況にあらがうとともに、事件を風化させない決意を共有した。

 被害女性には子どもがいた。自身も同じ年頃の子を育てる宜野湾市の宮城智子さん(51)は「亡くなった女性は本当に無念だったと思う。事件をなかったことにせず、みんなで声を上げ続けることが大事」と語った。

 性暴力根絶を訴える県内のフラワーデモの呼び掛け人でもある上野さやかさんは「この1年は新型コロナウイルスの影響で制約が多かったが、閉じられた環境から逃げられない人が性被害に遭っているかもしれない。この状況でできることをやっていかないといけない」と力を込めた。