米軍普天間飛行場の全面返還に日米が合意してから25年となった12日、米軍岩国基地(山口県)からFA18戦闘攻撃機4機が飛来して着陸訓練を行ったことについて、宜野湾市の松川正則市長は13日午前、沖縄防衛局の田中利則局長に「市民への配慮が足りない」と電話で申し入れた。

米軍普天間飛行場で着陸訓練する、岩国基地から飛来したFA18戦闘攻撃機。ワイヤーを引っ掛けるためのフック(機体後部)を出している=12日午後5時31分、宜野湾市(下地広也撮影)

 松川市長は「市民としてはもう25年経つんだなとピリピリしている。(普天間飛行場に配備されている)オスプレイ(の基地負担)だけでも大変であり、外来機は4月12日の節目の日に限らず飛来しないでほしい」と伝えたという。

 松川市長は沖縄タイムスの取材に対し、返還合意から25年の節目に訓練があったことについて「日本を守っているという米側のアピール。パフォーマンスなのではないか」との見解を示した。米側から市へ事前の連絡はなかったという。

 FA18戦闘攻撃機は12日夕方に飛来し、滑走路に張ったワイヤにフックを引っかけて急停止する訓練を2015年以来6年ぶりに実施した。飛行場周辺には同日午後8時すぎまでごう音が響いた。