昨年1年間に沖縄県内で発生した水難事故は85件(速報値)で、2016年と並び過去10年で最多となったことが県警のまとめで分かった。死亡・行方不明者数は43人で、2番目に多かった。県警地域課水上安全対策室は「新型コロナウイルスの影響で、密を防ごうと海に出掛けた人が増えたのが大きい」と分析した。

救急車

水難事故件数と死亡・行方不明者数の推移

救急車 水難事故件数と死亡・行方不明者数の推移

 事故件数は前年比16件、死亡・行方不明者数は5人増えた。85件中、県内在住者は53件で6割を超える。釣りや潮干狩りなどの「魚捕り」中の事故は22件で、前年の2倍となった。

 海のレジャーシーズンに向けて、県警はライフジャケット着用や、体調不良時に海や川に入らないよう呼び掛けている。

 県警本部で13日にあった「県水難事故防止推進協議会」の会合で、県警の嘉手苅忠夫地域部長は「中学生以下の事故が9件発生し、1人の尊い命が失われた。情報共有などを通して悲惨な水難事故の減少につなげたい」と述べた。