沖縄県浦添市の宮城珠算学校に通う石塚日向希(ひなの)さん(9)=港川小4年=が、県内で初めて八段から2段飛びで最高位の十段に合格した。9日に合格通知を受け取った石塚さんは「最初は驚いたけど、お母さんからおめでとうと言われて、うれしくなった。将来はそろばんの先生になりたいな」と笑った。

2段飛びで珠算十段に合格した石塚日向希さん=13日、浦添市屋富祖・宮城珠算学校

 掛け算や見取り算、伝票算など6種目全てで280点以上(300点満点)を取ることが十段獲得の条件。石塚さんは月~金曜は3時間、土日はそれぞれ5時間の練習を重ね、難関を突破した。

 そろばんに力を入れるため、十段を取るまで部活動と漫画を買うことを我慢するのが両親との約束だった。「合格したので、バレー部に入りたい。漫画は『呪術廻戦(かいせん)』を買ってもらいたい」と待ち遠しそう。

 最高位を獲得した今、部活と珠算を両立させて、狙うのは全国大会での活躍。「総合競技で日本一を目指したい」と意欲的だ。

 珠算学校の宮城忍人(しのと)校長は「いつも素直で真面目に取り組んでいる。集中力は群を抜いている」と舌を巻く。検定試験は3月下旬に行われ、全国珠算教育連盟本部の審査を経て4月9日に合格通知が届いた。(社会部・具志堅学)