新型コロナウイルス感染拡大を受け、5月1、2日に沖縄県内で開催予定の東京五輪聖火リレーは大幅に規模縮小される見通しとなった。公道でのリレーが中止となる見通しの本島のランナーは残念がり、「走りたい」と県の代替案の行方を注視する。

(資料写真)那覇の上空写真

 前回1964年の東京五輪聖火リレーの第1走者を務め、今回も5月2日に浦添市内を走る予定の宮城勇さん(78)は「ギリギリまで様子をみて判断してほしかった。選ばれたランナーは五輪に参加できることを喜びに、本番に向けて準備しているのに」と残念がる。米軍施政権下の沖縄から聖火リレーがスタートした前回を思い起こし「日本復帰にも大きなインパクトがあった。沖縄は他の都道府県と違った判断でもいいのでは」と話した。

 NAHAマラソン上位入賞の常連で、豊見城市内を走る予定の安里真梨子さん(33)は「1年延期になり、心待ちにしていた。家族や仲間も楽しみにしてくれていたのでショック」と残念がった。「周回コースなどで無観客でも走れるなら走りたいが、県の正式発表を待ちたい」と複雑な心境を吐露した。

 まん延防止等重点措置の適用対象外の宮古島市石垣市、座間味村では公道でリレーする見通しだ。

 「一生に一度の機会。残念だろう」。石垣市で聖火ランナーを務める安里隆さん(77)は本島のランナーをおもんぱかる。極力外出を控えるなど感染対策を徹底して本番を待つ。「予定通り走れるなら本島のランナーの思いもしっかり担いで進みたい」と話した。

 県実行委員会選定枠で最高齢の亀濱敏夫さん(95)=宮古島市=は「宮古島でしっかり走って、次に聖火をつなげたい」と意気込んだ。