沖縄県教育庁は15日、今春の県立高校入試で定員に空きがあるのに最終的に不合格となる「定員内不合格者」は44人だったと明らかにした。前年度は、志願しても当日受験しなかった人、辞退した人、第2希望で合格した人が含まれていたが、今回はより実態を把握するため除いたという。

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 県教育庁県立学校教育課によると、前年度までは統計上、不受験者らが把握できなかったが、今回は対象校に聞き取りを実施。前回の方法で集計すると61人だった。

 過去5年の定員内不合格者は2017年度が167人、18年度174人、19年度111人と100人以上が続いたが、20年度は過去最少の53人となった。入試方法や集計方法が異なるため単純比較はできないが、これまで沖縄は九州各県と比べて定員内不合格者が多く、中学卒業後に行き場のない若者を生む要因となっているとの指摘もあった。

 同課は定員内不合格の詳細な理由は明らかにしていないが「学習を続けることが難しいなど、さまざまな理由で各校が判断した」と説明。「可能な限り、合格者を出すよう各校に通知しており、来年度も努力を続ける」としている。