陸上自衛隊第15旅団第15高射特科連隊は16日、沖縄県南城市の知念分屯地で、第1高射中隊に配備した03式中距離地対空誘導弾の改良型(中SAM改)を初めて公開した。純国産で、中SAMの後継となる中SAM改の国内配備は初。今後、中SAMを配備している他の分屯地でも中SAM改に切り替える計画だ。

陸上自衛隊第15高射特科連隊に国内で初めて配備された03式中距離地対空誘導弾改良型(中SAM改)の発射装置(手前)=16日、沖縄県南城市の陸上自衛隊知念分屯地

 県内では他に、宮古島や石垣島の陸自駐屯地で中SAMが運用される予定で、中国の軍事力増強を見据え、南西諸島の基地機能強化を進めている。

 第1高射中隊は、射撃と交戦を指揮する「射撃統制」、目標を捕捉、追尾する「レーダー」、ミサイルを発射する「発射」、ミサイルを運ぶ「運搬装てん」の4つの装置を昨年12月までに、中SAMから中SAM改へ換装した。

 中SAMに比べ、巡航ミサイルなどの低空飛行する目標への迎撃、空から地上への空対地ミサイルなどの高速飛行する目標への迎撃、他の部隊のレーダーと連携したネットワーク交戦の能力が向上したとしている。

 射程について、運用上の理由で明らかにしていないが、中SAMより長くなるとしている。