今年2~3月、共同で覚醒剤、乾燥大麻を所持していたとして、沖縄県警は本島南部に住む女子高生=当時(17)=と同居人の有職少年=当時(17)、友人の有職少年=当時(16)の3人を覚せい剤取締法違反、大麻取締法違反の両容疑で逮捕し、21日に発表した。3人に加え、県内の高校生2人を含む4人の少なくとも7人が同事案への関与の疑いで逮捕されていたことも捜査関係者への取材で分かった。

高校生らによる覚せい剤大麻所持事件関係図

 捜査関係者によると、高校生らの覚醒剤の購入先が反社会的勢力とつながっている可能性がある。売買に関与した人物が「グループに近い」とされる。

 県警が逮捕を発表した女子高生ら3人は「販売目的で持っていた」と容疑を認めているという。会員制交流サイト(SNS)を使用して売買を繰り返していたとみられる。

 少年課によると、端緒は今年2月中旬、外部からの情報提供で有職少年(16)を任意聴取したことだった。この少年から「違法薬物を別の友人と共同所持している」との情報を得て、女子高生とその同居人の有職少年の自宅を捜索。乾燥大麻が見つかり、2人を2月14日付で大麻取締法違反容疑で現行犯逮捕した。

 その2日後の16日、先に聴取していた有職少年に任意同行を求めたところ、覚醒剤と乾燥大麻の所持が発覚。小分けにした透明袋に入れて持っていたという。この少年を覚せい剤取締法違反、大麻取締法違反の両容疑で逮捕。また、共同所持について認めた女子高生と同居人の有職少年2人を3月5日付で再逮捕した。

 県警は今回逮捕した高校生ら有職少年がSNSを使って販売していたとみて、流通ルートを慎重に調べている。売上金についても反社会的勢力に流れていないか捜査を続ける。

 同課によると覚醒剤の末端価格は1グラム当たり約6万円。乾燥大麻は1グラム当たり約6千円。過去5年間で高校生が覚せい剤取締法違反容疑で摘発されたのは2018年に1人、19年に1人。

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