沖縄県本部町のもとぶ元気村で21日、バンドウイルカの「レオ」が人工授精で赤ちゃんを出産した。同施設で2例目。国内では7施設ほどが取り組んでいるという。

母イルカのレオと寄り添って泳ぐ赤ちゃん(左)=21日、本部町・もとぶ元気村(もとぶ元気村提供)

 もとぶ元気村でイルカを飼育するオキナワマリンリサーチセンターは、かごしま水族館(鹿児島県)と共同で人工繁殖の研究を行っている。水族館のイルカから採った精液を沖縄に冷蔵輸送。昨年3月20、21の両日、レオに人工授精を行い、受胎に成功した。

 赤ちゃんは21日午後2時11分に誕生。レオに寄り添い、元気にプールを泳いだ。性別はまだ分からない。

 約1週間前に体温が少し下がる出産の兆候があり、トレーナーらが交代で様子を見守り続けてきた。獣医師の山本桂子さんは「予定日を20日ほど過ぎていて不安だったが、無事に出てきてくれてよかった」と安堵(あんど)の表情。レオの担当トレーナー、戸田成海さんは「泳ぎが安定している。このまま元気に育ってほしい」と願った。