【宮古島】ヤギミルクを飲んで元気よく成長してほしい-。高知県南国市にある「川添ヤギ牧場」の川添健太郎社長は20日、市役所を訪れ「高知の山羊(やぎ)ミルク(200ミリリットル)」パック680個を贈呈した。この日の給食で、市内全16小学校の新1年生約600人と担任教諭らに提供された。座喜味一幸市長は「昔の子どもたちはヤギ乳を飲んで育った。ミルクの提供に感謝している」と礼を述べた。

座喜味一幸市長(左端)にヤギミルクを贈呈する川添ヤギ牧場の川添健太郎社長(同2人目)ら関係者=20日、宮古島市役所

 川添社長は南国市でヤギ700頭を飼育しており、宮古島市の山羊生産流通組合とも交流がある。川添社長は「昔の沖縄では、小学1年生になった子どもにヤギのミルクを飲ませて無病息災を願っていたという。もう一度復活させたかった」と話した。

 川添社長は、自社牧場で搾乳した原料を南国市内の乳業メーカーに持ち込み、メーカーの協力を得て加熱・殺菌。パック詰めした後に宮古島市の子どもたちに贈った。

 座喜味市長は「これをきっかけに高知県とも連携しながら、宮古島のヤギ文化をもう一度、復活・復興させたい」と期待を寄せた。大城裕子教育長は「子どもたちもヤギミルクを飲む機会はなかなかない。子どもたちにとっても豊かな食の経験になる」と感謝した。