名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局が護岸の建設に着手してから25日で4年となる。辺野古側の埋め立て海域を外周護岸で囲み、埋め立てを進めているが、防衛局によると土砂投入量は3月末時点で約110万立方メートルとなっている。埋め立て変更承認申請の計画では、大浦湾側も含め、全体で約2020万立方メートルが必要で、約5%にとどまる。玉城デニー知事は変更申請を承認しない構え。

新基地建設作業が進む米軍キャンプ・シュワブ沿岸部=9日午前11時23分、名護市辺野古(小型無人機で飛行禁止区域外から金城健太撮影)

辺野古の工事区域と護岸の位置

新基地建設作業が進む米軍キャンプ・シュワブ沿岸部=9日午前11時23分、名護市辺野古(小型無人機で飛行禁止区域外から金城健太撮影) 辺野古の工事区域と護岸の位置

 大浦湾側は、一部護岸が造成されているものの、軟弱地盤の改良工事が必要となるため、埋め立ては進んでいない。一部造成された護岸は、土砂の陸揚げに使われている。

 防衛局は今月2日、大浦湾側の中仕切り護岸「N2」の建設工事の入札を公告。工事に向けた準備を進めている。

 軟弱地盤の改良工事のため、防衛局が県に提出している埋め立て変更承認申請に対し、県は22日に防衛局に3度目の質問を送った。

 県が承認・不承認を判断する目安となる標準処理期間は、本紙調べで遅くとも6月上旬だったが、防衛局から回答があるまでの日数は含まれないため、さらにずれ込む可能性がある。

 知事は23日の会見で、「判断の時期をお答えすることは困難。回答を確認の上、検討する」と述べるにとどめた。