猫と人をつなぐカフェ-。障がいがある人々の仕事場と、保護猫の里親探しの場を兼ねる「猫雑貨&カフェfukufuku(フクフク)」が20日、沖縄県の南城市知念にオープンした。就労の機会づくりと生き物の命を大切にするという理念を掲げる拠点の開業に、店の管理者の金城和歌子さん(47)は「感無量。スタッフや協力してくれた地域と行政の方々に感謝」と語った。

保護された猫を抱きながら、笑顔を浮かべる「猫雑貨&カフェfukufuku」のスタッフら=20日、南城市知念の同店

猫にブラッシングする「猫雑貨&カフェfukufuku」のスタッフ=4月20日、南城市知念の同店

保護された猫を抱きながら、笑顔を浮かべる「猫雑貨&カフェfukufuku」のスタッフら=20日、南城市知念の同店 猫にブラッシングする「猫雑貨&カフェfukufuku」のスタッフ=4月20日、南城市知念の同店

 店は一般社団法人UNIVA(ユニバ)が障がい福祉サービス事業所としてオープン。5人の利用者がスタッフとして勤める。

 現在は飲食スペースと8匹の保護猫スペースは分けられているが、区分けのない一般的な「猫カフェ」としての認可が下り次第、業務形態を切り替える予定という。

 現在、来店客は飲食の合間などに保護猫スペースを見学できる。金城さんは「里親になりたい人、愛猫家、いろいろな人に足を運んでほしい。スタッフが日頃から、真心を持って向き合っている猫たちの様子を見てもらえたら」と期待を寄せる。

 左半身にまひがある浜川晃代(てるよ)さん(54)は主にコーヒーの担当。元々のコーヒー好きが高じてスタッフとして働くことが決まってから、ハンドドリップの練習を積んできた。「店の理念に共感して働くことを決めた。猫の中には私たちと同じように障がいがある子もいる。仲間と助け合いながら過ごしている」と顔をほころばせた。

 店のメニューは、ナポリタン風うちなー焼きそば、タコライス、各種飲み物など。営業時間は正午~午後5時。定休日は毎週水曜と日曜、祝日。問い合わせは同店、電話098(988)8710。