沖縄県内の路上で女子児童を車に押し込んで乱暴したとして、わいせつ目的略取誘拐と強制性交等の罪に問われた福岡市の飲食店従業員の男性被告(22)の初公判が28日、那覇地裁(大橋弘治裁判長)であった。男性被告は起訴事実を認め、謝罪した。検察側は懲役7年を求刑、弁護側は執行猶予付き判決を求め、即日結審した。判決は5月24日。

那覇地裁

 検察側の冒頭陳述などによると、男性被告は昨夏の夕方、県内の路上で1人で歩く女子児童を探し、道案内を頼むように装って声を掛け、路上に駐車したレンタカーの後部座席に押し込み、首を絞めるなど脅し、乱暴したとされる。

 検察側は、男性被告に自殺願望があり、死ぬ前に犯行に及ぼうと考えていたとし「身勝手な動機に酌量の余地は皆無。極めて悪質な犯行」と非難。被害女児の両親は陳述書で「おぞましい事件に深く傷つけられ、平穏で幸せな日常は壊された」などと厳罰を望んだ。

 弁護側は起訴事実は争わなかった。男性被告が反省しており、成人後の前科前歴がないなどとして執行猶予付きの判決を求めた。