沖縄県名護市の21世紀の森体育館(指定管理者・おきなわスポーツイノベーション協会)のマスコットガールの雌ヤギ「さくら」が、芸を習得し地域の人たちに愛嬌(あいきょう)を振りまいている。さくらは生後2カ月だった昨年6月から同体育館で飼われている在来種。名前の「さくら」は市内の保育園の園児らによる投票で決定した。

起立/「起立」を披露するさくら=19日、名護市・21世紀の森体育館

お手/「お手」を披露するさくら

お座り/「お座り」を披露するさくら

起立/「起立」を披露するさくら=19日、名護市・21世紀の森体育館 お手/「お手」を披露するさくら お座り/「お座り」を披露するさくら

 食用ではなく、ペットとして飼われている。職員が交互に面倒を見ながら大事に育てる「一人娘」。普段は駐車場の緑地帯を移動しながら、食事を兼ねて草刈りを手伝う。「ウゥーン、ウゥーン」と甘えた声で人に良く懐いていて、ほのぼのとした癒やしの効果を人に与える。子どもたちが触れるため朝夕2回の消毒は日課だ。

 職員の仲本博重さん(55)は「体育館を、スポーツを楽しむためだけの施設だけではなく、多くの市民が訪れる場所にしたい」と「さくら効果」に期待を寄せている。現在、さくらは「お手、お代わり、お座り、起立、回れ」の五つの芸をマスター。「メェー、メェー」と鳴く声がのどかな空気を醸し出している。

 6月ごろ、種付けを予定しており、今のところ在来種の彼氏を募集中。雌が産まれたら引き取り、雄の場合は彼氏の元へ返す予定という。

 問い合わせは21世紀の森体育館、電話0980(53)6890まで。(島袋仁明通信員)