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八重山で感染力の高い変異株を初検出 若くても重症化する恐れも

2021年5月1日 09:06

 沖縄県は30日、新型コロナウイルスに感染し、入院中だった那覇市の70代女性と40代男性が死亡したと発表した。40代男性は自宅療養中に容体が悪化、入院当日に亡くなった。変異株の可能性を調べたスクリーニング検査によると、八重山保健所管内で初めて感染力の高い「N501Y」を4件検出。県内全ての保健所管内でN501Yが確認された。

県の新型コロナ判断指標と現状

県内感染者の居住別状況

県の新型コロナ判断指標と現状 県内感染者の居住別状況

 30日の新規陽性者は10歳未満~90代の59人で、先週金曜の85人から減少。前週の同じ曜日に比べて減ったのは11日連続で、直近1週間の人口10万人当たりの新規陽性者の多さは全国4番目から7番目に下がった。県の糸数公医療技監は「流行4波のピークは越えたが、大型連休で変異株が拡大すれば、連休後に再び増加に転じかねない。人と人の接触は極力控えてほしい」と述べた。

 死亡の2人は基礎疾患があった。40代男性は21日に陽性判明後、県が本人の体調などを聞き取って自宅療養としたが、容体が悪化。入院当日の25日に亡くなった。N501Yは若くても重症化するリスクがあり、県は男性が変異株に感染していたかどうか調べる。

 N501Yは30日までに新たに100件を検査し、51件の陽性を確認。前回発表(28日分)を合わせた1週間の陽性率は56・3%で、前週の38・3%に比べて大幅に上昇した。

 30日の新規陽性59人のうち、感染経路が追えたのは36人。米軍関連は新たに2人の感染が報告された。

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