【南部】県南部連合文化協会の松田竹雄会長と沖縄ベトナム友好協会の與儀善榮会長らが4月21日、那覇市沖縄タイムス社を訪れ、親交がある福島市在住の俳人・後藤蕉村(本名・後藤勝彦)さんの句集「復興の絆」のベトナム語の翻訳付き版が完成したことを報告した。1冊千円(税込み)で販売し、売り上げの全額をベトナムの子どもたちの学費や文房具代に充てる「みらい奨学金」として寄付する。

後藤蕉村さんの句集「復興の絆」をPRする県南部連合文化協会の松田竹雄会長(中央)と沖縄ベトナム友好協会の與儀善榮会長(左)、松田竹徳さん=4月21日、那覇市・沖縄タイムス社

 句集には「帰ってきて パパママ今日は 卒業式」「初蝶や ついて来るなよ そこは原発」など、10年前の東日本大震災や福島第1原発事故について詠んだ96句が、日本語と日本語のローマ字表記、ベトナム語で書かれている。

 ベトナムや福島との交流事業にも取り組んできた松田会長は「震災や原発事故の悲惨さ、厳しい状況が17字に込められていて心に響く。震災や原発事故について理解を深めるとともにベトナム語や日本語の勉強になる。売り上げはベトナムの子どもたちのために役立てたい」と話した。

 売り上げは、翻訳した名桜大学非常勤講師のグェン・ド・アン・ニェンさんを通じて、ベトナムのクァン・ナム省の小中高校生らに届けられる。購入・問い合わせは松田会長、電話090(9596)4133。