聖火が「ケラマブルー」の海で引き継がれた。沖縄県の座間味村古座間味ビーチでは、地元住民が操るサバニ2艇がトーチを掲げた走者をそれぞれ乗せ、沖合で聖火をリレー。砂浜では、村民らが真っ青な空と海を背景にゆらめく炎を見守り、トーチキスに拍手を送った。

「ケラマブルー」の海の上で、サバニでリレーされる聖火=2日午後1時43分、座間味村・古座間味ビーチ(代表撮影)

 走者を辞退した元プロ野球選手の黒木知宏さんに代わって、地元の市村陽二さん(68)がサバニレース強豪チームの舟「ざまみ丸」で海へ。座間味中学校の生徒がこぐサバニに乗って約200メートル沖合で待ち受けていた、県出身俳優の尚玄さん(42)に聖火を受け渡した。

 市村さんは「希望をつなぐ役割の一端を担えて幸せ」。尚玄さんは「想像以上に心が高ぶった」と感極まった表情だった。

 座間味中3年生は7人全員でサバニをこいだ。糸嶺好海(このみ)さん(14)は「最高の思い出ができた」と笑顔。「ざまみ丸」キャプテンの宮村幸文さん(61)は「練習よりうまくできた」と充実した表情を見せた。

 中学生の孫が操船するサバニを見守った同村の中村京子さん(71)は「座間味の海で聖火が見られるのはきっと最初で最後。きょうは最高の日」と顔をほころばせた。