聖火リレー2日目は2日、戦没者を悼み、平和発信の拠点となっている糸満市の平和祈念公園が会場となった。初夏の爽やかな風が吹く中、世代を超え、平和の尊さをかみしめながら、ランナーたちは約100メートルを駆け抜けた。座間味村ではランナーを乗せたサバニが真っ青な海を走り、沖合で聖火を引き継いだ。

 県内での聖火リレーの最終ランナーは、向陽高校2年の上原恋芽さん(16)=糸満市。小学6年生から市の平和ガイド事業に携わり、沖縄戦の体験者から話を聞いて戦跡を歩いた。自分自身で資料を作成し、県外から訪れた学生たちのガイドも務めた。

 父親の仁さん(42)から聖火ランナー募集のチラシを見せられ、五輪が「平和の祭典」と表現されていたことに興味を持った。戦争体験者の数も少なくなり、戦争の愚かさを語り継ぐ力が弱くなっていると感じる。聖火ランナーとして走り、世界中が沖縄戦や平和を考えるきっかけをつくりたいと思った。...