ゴールデンウイークの名物企画「第17回平和祈念こいのぼりまつり」が3日、沖縄県の糸満市摩文仁の平和祈念公園で始まり、沖縄最大の全長40㍍の巨大こいのぼりが青空を舞った。5日までの間、午前9時から午後4時に掲揚する。新型コロナウイルスの影響で規模を縮小し、式典会場を中心に、約2000匹のこいのぼりが泳いでる。

重機で掲げたこいのぼり。吹き流しには「コロナに負けるな!元気な沖縄の子」とメッセージが込められている=3日、沖縄県糸満市の平和祈念公園

巨大こいのぼりを製作した山内平三郎さん(右から2人目)ら=3日、沖縄県糸満市の平和祈念公園

「コロナに負けるな!元気な沖縄の子」と書かれた吹き流し=3日、沖縄県糸満市の平和祈念公園

重機で掲げたこいのぼり。吹き流しには「コロナに負けるな!元気な沖縄の子」とメッセージが込められている=3日、沖縄県糸満市の平和祈念公園 巨大こいのぼりを製作した山内平三郎さん(右から2人目)ら=3日、沖縄県糸満市の平和祈念公園 「コロナに負けるな!元気な沖縄の子」と書かれた吹き流し=3日、沖縄県糸満市の平和祈念公園

 巨大こいのぼりは八重瀬町に住むNPO法人沖縄鍾乳洞協会理事長の山内平三郎さん(73)や、メンバーの仲里廣茂さん(76)、松永光雄さん(67)らが製作し、10年目になる。

 黒色のまごいは40㍍、赤色のひごいは36㍍で、沖縄戦から76年目の平和の祈りを表現している。

 山内さんはこいのぼり作りが趣味。10年前は17㍍で、「どうせなら沖縄一を目指そう」と年々“成長”を続けてきた。「会場の大きさから40㍍が限界ではないか」と話す。

 昨年は新型コロナの影響で、初めて中止となった。今年は昨年製作のまごいとひごいを補強し、さらに吹き流しに「コロナに負けるな!元気な沖縄の子」「沖縄から平和の祈り」のメッセージを書き込んだ。

 床下の防水などに使う建築用ビニールシートが主な材料。ゴーヤー栽培用のグラスファイバーネットで周囲を強化し、両面テープなどでつなぎ合わせる。

 フェルトペンを大量に買い、インクを容器に入れ、ブラシで色を塗る。「雨に強く、はがれにくい」と山内さん。円周8~12㍍の五つのパーツを組み合わせて完成するまで約1カ月。10年間の経験と技が蓄積され、期間中に破れたり、ひもがほどけるようなことはないと自信をみせる。

 掲揚には、豊見城市の丸浩重機工業が大型クレーン車を使用し、無償で協力している。

 山内さんは「こどもの日も近い。早くコロナが収まり、子どもたちがこいのぼりのように元気に遊ぶ姿を見たい」、松永さんは「戦後76年。平和への思いを忘れず、元気な沖縄を取り戻したい」と話した。