沖縄海邦銀行(上地英由頭取)は7日、県内の6支店で顧客情報を記載した「解約済印鑑票」の紛失があったと発表した。紛失した顧客情報は個人や法人など2549件分で、合計3497件に上る。海銀は「内部調査の結果、誤って廃棄されている可能性が高い」としつつ「全行を挙げてお客さまに関する情報管理の徹底を図るとともに、再発防止に努める」としている。

沖縄海邦銀行本店

 紛失が判明した店舗は浦添、辻町、勢理客、泡瀬、赤道、八重山の6支店。普通預金や定期預金など、各種預金の取り引きの際の印鑑照合などで利用されていた解約済みの印鑑票で、氏名や生年月日、住所、印影、口座番号などが記載されているという。

 今年1月、浦添支店で「解約済印鑑票」のつづりが保管されていないことが発覚。その後、2月から3月にかけ全店調査を実施し、計6支店での紛失が確認された。

 つづりは最も古いものが2010年4月~11年3月分。浦添支店では18年4月~19年3月分のつづりも紛失。行内のルールでは10年間の保管期間を定めていたが、守られていなかった。

 内部調査によると、顧客や第三者からの照会、海銀に対する不当要求など問題となる事象は生じていない。このため「誤って廃棄された可能性が高く、不正持ち出しや外部への情報漏えいの可能性は極めて低い」と見ている。また顧客への被害も確認されておらず「二次被害発生の恐れもない」としている。