気迫、覚悟、胆力-。読んでいると、そんな言葉が頭に浮かぶ。戦後の沖縄を駆け抜けた若者たちを描いた「宝島」で2019年、直木賞に輝いた著者の受賞後第1作。全身全霊で物語る書き手の熱量を、たっぷりと味わえる短編集だ。  収録するのは10編。