どことなく青を帯びた淡い緑は、古里の海の色だろうか。すれ違うまなざし。力ない面持ち。「母と娘」と題した水彩に底知れぬ寂しさが漂っている▼描いたのは今帰仁出身の画家、正子・ロビンズ・サマーズさん(享年88)。2016年に亡くなったが、翌年に親族が遺志を継いで作品を持ち寄った絵画展があった。