【郷田まみ通信員】在アルゼンチン日本大使公邸で、2020年秋の叙勲および同年秋の外国人叙勲伝達式が4月6日、催された。ソーシャルディスタンスを確保し少人数で行われた。

前列、表彰状を手にしている一番左から玉城智さん、その隣が我那覇隆八さん。中心にいるのが中前隆博在アルゼンチン日本大使。その右隣がステラ・マリス・増田さん、その右隣は倉田勝利さんの代理=在アルゼンチン日本大使公邸(リカルド・ホカマさん提供)

 今回の受章者は、倉田勝利さん、我那覇隆八さん、玉城智さん、ステラ・マリス・増田さんで、我那覇さんと玉城さんの2人が沖縄出身。

 我那覇さんは1959年に沖縄開発青年隊員としてアルゼンチンに移住した。在亜沖縄県人連合会会長を務めたほか、現在も在亜ゲートボール協会会長を務める。ゲートボール協会は定期的に大会を開催するなど、日本発祥のスポーツであるゲートボールを、日系社会で世代を超えた活力源として広めている。今回、在留邦人・日系人への福祉功労がたたえられ、旭日単光章を受章した。

 玉城さんは在アルゼンチン日本国大使館現地職員を務めた後、在亜沖縄県人連合会会長を務めた。長年にわたり大使館の領事部の「顔」として、丁寧な案内そして笑顔により日系社会だけでなく駐在の日本人らから幅広く厚い信頼を得た。日本国在外公館業務功労、在留邦人・日系人への福祉功労が評価され、瑞宝双光章を受章した。

 倉田さんは67年にアルゼンチンに移住。当時はあまり知られていなかった合気道の普及に励み、倉田道場を設立した。現在、倉田道場師範、アルゼンチン合気会連盟会長を務める。日本文化の普及に貢献したことが評価され旭日単光章を受章した。

 弁護士の増田さんは在亜日系団体連合会法律相談役、在亜西部日本人会法律相談役を兼任し、アルゼンチンにおける日系社会の福祉向上および日本・アルゼンチン間の友好親善に寄与したことがたたえられ旭日単光章を受章した。